本日、初体験をしました。
相手はかなり若かったし、その世代は未知の世界なので、
はじめはちょっとキンチョーもしました。
ワシみたいなオジサンが、
ちゃんとうまく接してあげることができるのか。
ま、その場になればなんとかなるか‥‥。
‥‥で。その日が来ました。
教壇に立って高校生の前で話す、という初体験です。
ツッパっていた高校時代には、
「俺ァ卒業したら学校なんか二度と関わんねえよ!」
なんて完全に思っていましたから、
まさか、45歳のワシが教壇に立つとは想像もしていませんでした。
いつも言っているのですが、
講演とかセミナーとか、相手とコミュニケーションの取れない状態で
一方的に話をすることは、何回やっても好きになれない。
盛り上がれない。楽しくない。
相手の反応がちゃんと返ってくれば、
もうとにかく積極的に話したいんですよ。
シゴト上のプレゼンなんかだったら、自分が論じたくてしょうがない。
だけど、ひとりで話し続けるのは難しい。
しかも今回は高校生。
相手がナニを考えて、どんな会話をしていて、
どんな音楽を聴いて、どんなファッションが流行ってるのか…。
まっっっったくわかんない。
オッサンどもが相手なら
あまりキンチョーすることもありませんが、
「生徒たちはヒトコマの授業をじっとおとなしく聞いてられません」
「とにかく無反応です」
なんて事前に脅されていたもんですから、
ワシ(知らないオジサン)の経験談なんかでホントに大丈夫なのか?
‥‥と、ずいぶん不安でした。
その上、完全にぶっつけ本番。
当日の資料だけはギリギリにこさえてたものの、
話の中身についてはまったく考えていない。
‥‥と、ハチャメチャ状態で臨んだのですが、
いざ授業が始まってみると‥‥。
高校生の反応は純粋でいい!!!
意外なことにオジサン相手に話しているよりも
おもしろいんじゃないのか。コレは。
あの教室の中にいた生徒が
ひとりでも、ほんの少しでも、胸に刺さるモノを残せたら
オジサンはうれしいぞ。
もっと思いっきり魂をぶつける機会があれば
ワシは本気でいきますよ。
今日、高校生から教わりました。
大人のしがらみや銭カネを調整しながら動くより、
ベッタベタのまっすぐのその場で湧き出る感情や気持ち一本で勝負する。
それが大事なんだと。
最後に大同高校1年9組の皆さん・担任の田村先生、
NPOアスクネットのスタッフの皆さん(特に尽力いただいた中村さん・神野さん)、
コーディネイターのKTC高等学院の窪田先生、
たいへんお世話になりました。ありがとうございました。