求職者の心を掴む採用コンセプトの考え方[VOL.23]
こんにちは。ジオコスのうめこ こと都梅(ツバイ)です。
先日、営業の青木と神野に「企画書の作り方」を聞き、感嘆の連続でした。 「現状と課題をヒアリングして…」「ネットでも徹底的に調べて…」「訴求路線はこれで…」とイキイキと語る姿が頼もしく、人事のみなさんにも2人の頭の中を見せたいと思い、今回のJYOCOS MAGAZINEで紹介することに! 採用コンセプトを考えるためのワークシートも2人につくってもらいました。自社の採用活動の振り返りとして、また来年度の採用計画のヒントとして、ぜひお使いください。
▼目次
2.採用コンセプトを考え方 〜ワークシートをつかって情報を整理しよう
1.今さら聞けない採用コンセプトのアレコレ
Q1.採用コンセプトとは?
A1.採用活動の基本方針です
ターゲット学生に自社の魅力をどんな切り口で発信するのか、採用活動を行う上で基礎になる考え方のことです。カッコいい言葉で上辺を取り繕うのではなく、ターゲットに自社を理解してもらうために戦略を練ります。
Q2.必要なものなの?
A2.採用に強い会社にはある
「毎回言うことが二転三転する」「発言と行動が伴っていない」企業は実態が掴めず、信用できません。採用コンセプトを決め一貫性のあるメッセージを発信することで、ターゲットに企業イメージが伝わりやすくなります。
Q3.結局 求職者が見てるのは企業規模や知名度でしょ?
A3.大手企業こそコンセプトを重要視してる
某大手自動車メーカーでも、今まで興味を持ってくれなかった潜在ターゲットを確保するために、コンセプトを決め戦略的に採用活動を行っています。企業規模が小さくても、採用コンセプト次第で成果に繋がります。
Q4.ターゲットに刺さるコンセプトとは?
A4.「自社らしい」「ターゲットに刺さる」「競合と差別化できてる」
「企業が言いたいこと≒ターゲットが知りたいこと」ではありません。競合他社に勝てるネタやターゲットに刺さる情報を把握している会社は強いと思います。
Q5.キャッチコピーとの違いは?
A5.コンセプトは企画戦略。キャッチコピーは伝え方
採用活動の基本方針を決めたあと、広報する際に用いる「謳い文句・煽り文句」がキャッチコピーです。ターゲットが興味を持つ言葉選びやトーンが重要になります。
2.採用コンセプトを考え方 〜ワークシートをつかって情報を整理しよう〜
A.①〜⑦まで順番に情報を書き出してみましょう
コンセプトは採用戦略の基盤になります。いきなり結論を出そうとはせず、まずは現状と事実をしっかり把握することが大切です。
B.ターゲット像は採用コンセプトの核!妄想力を働かせ具体的に
「明るい」「積極的」という抽象的な表現ではターゲット像がフワッとしているため、採用コンセプトがブレます。
営業の神野はある企画書で「●●大学●●学部卒●●さん(仮名)。性格は…」と空想の人物をつくるほど詳細にイメージをしていました。現在活躍している社員さんの特徴を書き出すのもいい方法だと思います。ターゲットの特徴や人物像を具体的にイメージしましょう。
C.これ自慢になる?PRになる?というアタリマエすぎることも書き出す
ポイントは「事実」を書き出すことです。
地味な日常が自社の魅力になります。自慢したい施設や制度の話などいいことだけではなく、人事のみなさんが日々目にしている仕事風景や会社の現状を書き出してみましょう。そしてとにかくたくさん出してください。ここでどれだけのネタがだせるかで、採用コンセプトの幅が広がります。
D.ターゲットの気持ちになって彼らが興味を持つ「企業ネタ」を選ぼう
「④自社の現状・事実・ネタ」からターゲットが興味を持ちそうなネタをピックアップしていきます。ポイントは「ターゲットにしか刺さらない」「ターゲットになら刺さる」情報を優先的に選ぶことです。誰にでも刺さるネタと分けて書き出せると情報整理がしやすいと思います。
E.採用競合と差別化ができればよりターゲットの印象に残りやすい
採用競合との違いを明確化できれば、ターゲットの印象にも残りやすくなります。余裕があれば「④自社の現状・事実・ネタ」のシートを使い、採用競合の情報を書きだすと、差別化ポイントが見つけやすくなると思います。
F.情報を整理すれば「なんとなく」から「確信」に変わるハズ
採用コンセプトはどこまで現状把握ができるかが重要になります。情報を整理することで漠然としていた方向性も「確信」に変わりますし、採用活動で迷ったときには立ち戻る原点にもなります。採用担当が複数いる場合は、意思統一をはかる有効な手段にもなります。自身の情報整理として、また採用チームの意思統一として、ワークシートを活用してみてはいかがでしょうか。
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