先生と生徒が本当に知りたいこと[VOL.36]
こんにちは。株式会社ジオコスのうめこ こと都梅(ツバイ)です。
5月になり大卒採用の選考が山場を迎えている企業様も多いのではないでしょうか。6月以降からは高校生採用の動きも活発になります。新型コロナウイルス感染拡大防止の高卒採用はどんな影響を受けているのか。愛知県内の高校に問い合わせてみました。
▼目次
1.高校生採用の採用スケジュール
高校生採用のスケジュールについて改めてまとめてみました。採用広報ツールや職場前見学の企画など準備はできていますか?
POINT1:昨年度の求人票で企業選びを開始
2年生の2月、3年生の4月に行われる三者面談にあわせて、昨年度の求人票をもとに企業選びを始めている学校が多い。今年度から採用を始める、久しぶりに採用活動を行う場合は、7/1前に学校訪問をすることをおすすめします。
POINT2:1〜2週間で応募する企業を決める
今年度の求人票をみて、選考を受ける企業を選びます。ある高校では、7/1に集まった求人票を先生がエクセルで一覧化し生徒に配布するそう。その資料作成にも時間がかかるため、実質生徒が応募する企業を選ぶのは終業式までの1〜2週間ほどの時間…短い!また7/1以降に求人表を提出した企業は出遅れる可能性が高くなります。
2.進路指導担当の先生に聞いた学校訪問の現状
※ダウンロード資料でご確認ください
3.先生と生徒が企業選びで見ているポイント
企業を見る際に先生や生徒はどこを見ているのか、進路指導担当の先生に聞いてみました。
▼生徒目線
企業を選ぶときに生徒が一番に見るのが「家の近さ」。実家から通える距離の会社から比較検討していくケースは多い。自分と企業のわかりやすい共通点だから探しやすいのだと思います。比べられたとき、採用競合に勝てる情報を発信できているかがキモになります。
▼先生目線
「生徒が続けられるか」がポイントだそう。組付けだけなのか、1人でいろいろ任されるのか、求人票からは読みとけない具体的な仕事内容がわからないと、生徒にも安易に紹介できない。また生徒のキャラクターに合うかを見極められる情報が欲しいというお話をよく聞きました。
4.高卒採用の情報発信4ステップ
進路指導担当の先生から伺った話をもとに、採用広報戦略を考えてみました。
【発見】A4サイズのチラシを進路指導室に掲示
生徒たちは「家から近い」企業を選びがちです。違う切り口で企業を知ってもらうために、求人票以外でPRする必要があります。学校によってはA4サイズのチラシを送付すると進路指導室に掲示してくれるケースも。高校生が共感する接点を見つけ、チラシなどでアピールするのも発見性を高めるひとつの方法です。
【興味】仕事風景を写真や動画で伝える
「この企業が気になるかも」という段階では、写真や動画で興味喚起を行うことがおすすめです。ただし営業で使用するような会社パンフレットに載っている、会社の外観や製品イメージは学生の心は動きません。配属される部署の仕事風景や社内・食堂の様子など、仕事内容や社内の雰囲気が伝わるような画像や動画で社風を伝えましょう。
【比較】企業WEBサイトを充実させる
求人票で気になった企業を「ネットで検索する」のがイマドキの高校生。進路指導の先生に相談する前に、事前にWEBサイトなどをみて調べてくる学生がほとんどだそうです。しかし、高校生にも理解できるように仕事内容や社風を説明している企業は少ないのだとか。高校生にも伝わるような魅力発信をしていきましょう。
【決定】採用パンフレットの情報は厚めに
受ける企業を1社に絞るために、企業の安定性や仕事内容について理解を深めていきます。しかし先生や生徒に話を聞くと「企業内容や理解での納得材料が少なく、結局企業規模や福利厚生で選択した」という声を聞きました。特に昨年はオンラインでの職場見学や面接が増え、実際に企業を訪れ職場の雰囲気や社員の人柄に触れられず、「決め手」に欠けたのかもしれません。他社よりも「この会社を受けたい」と生徒自身が言えるような、他社と差別化になる情報を漏れなく伝えていきましょう。
POINT:生徒が安心する情報は「若手の活躍」と「社員の面倒見の良さ」
入社後の教育体制がどんなに整っていても「自分にできる仕事かどうか」不安を持っています。「入社1〜2年目が活躍しているか」「先輩や上司がフォローしてくれるのか」という情報は生徒にとっては安心材料に。高校生がイメージできる近い未来をイメージさせてあげることが、興味を持ってくれるきかっけになります。
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