■私たちが使える水って?

■処理が必要な水ってどんな水?

■水処理ってなんだろう?

■水リサイクルってなんだろう?

■完全水リサイクルのメリットは
水資源を守ることだけじゃない!?
私たちが使える水って?

豊かな水に覆われているように見える地球で、私たちが利用できる水がどれくらいか知っていますか?
実は、全体のわずか「約0.01%」しかありません。このわずかな水を、私たちは生活で使用する以外に、産業においてもたくさんの水を使用しています。

処理が必要な水ってどんな水?

そのまま流すと自然などに悪影響を及ぼす汚れた水は、全て処理が必要な水です。汚れた水といってもさまざまで、身近な生活排水から、モノづくりによって発生する金属や薬品を含んだ排水、部品などを洗浄した水や大学の実験廃液など多岐にわたります。これらの汚い水には有害物質など多くの不純物が含まれています。

水処理ってなんだろう?

汚い水、排水に含まれる有害物質や不純物を取り除き、公害を防ぐことです。水の処理に至っては、排水に含まれる物質の種類によって大きく異なります。有機物系の排水には微生物を使用して処理分解し、無機物系の排水には適した薬品を使用して化学的に処理し、また機器などの組合せや工夫で物理的に金属分を取り除くなど方法もさまざまです。

水リサイクルってなんだろう?

水処理の一つは、定められた法規制値まで排水をきれいにし、河川などの自然へ戻すことですが、工業排水をもう一度モノづくりの現場で使用できるように、自然へ戻す水よりもさらにきれいな水(純水)をつくり工場で再利用するための処理もあります。近年では工業用水をリサイクルすることが増え、水の使用量が減ってきている地域もあります。

完全水リサイクルのメリットは
水資源を守ることだけじゃない!?

「水をリサイクルする」というと少ない水資源を活用し、環境の負荷を軽減することが頭に浮かぶと思いますが、それだけではありません。
水を一切外へ流さないため、もし工場で何らかのトラブルが発生したとしても、環境を汚染することもなく、また近隣住民の方に危害が加わることも一切ありません。企業側、近隣住民の方々、また自然環境にとっても皆が安心できるのが完全水リサイクルシステムです。

評価する 評価する 関連タグ RELATED TAG
こちらの記事は 2021年10月29日に公開しており、
記載されている情報が異なる場合がございます。
記事一覧を見る
close
にアクションする
アクションする
  • 会社見学を希望
  • 記事に対する質問・感想
  • 詳しい話を聞きたい
  • その他