（バックナンバー／2011.06.02発行）

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こんにちは。ジオコスの伊藤秀一です。

この原発事故で
政府、官僚、東電、マスコミ‥‥。
全部ひっくるめてメチャクチャなことになっています。
混乱しながらも責任回避の言い訳だけは上手。
『日本の危機管理って実はメチャクチャなんですよ』
という事実だけが伝わってきます。

官僚はあいまいで後だしの事実ばかり。
素早い説明といえば責任逃れのための話ばかりです。
政府と官僚と東電が、海水注水の指示について「言った言わない」の
稚拙な議論で騒ぎになっている最中、
『実は現場所長の独自判断で海水注水を継続していた』
という事実が明るみに出てきました。

結局、現状を一番わかっているのは現場で、
上司のあいまいな判断を待つことなく、独自に行動しているのです。
いい子でいるのが得意なヤツばかりじゃ、
イザという時にまったく使えん。

本当に危機的状況で必要なのは、
いちいち命令なんか待っていないで素早く判断できるかどうかです。
規律や慣習を受け入れてわかったような顔だけしてて、
肝心なときに役に立たんものなんかサイテーです。
ルールなんか無視してもいいから
仲間（あるいは国民）を守り通せるかどうかなんです。

「あっちが説明するのが筋だろう」
「組織構造上、私たちはその発表をする立場にない」
「その件は別の組織に委ねているので」

アタマのいい人たち…ですよね。
筋論が優先って‥‥。石頭は相当ヤバいな。
ルールや常識や慣習を理解して、その中でうまくやっていくのは、
世渡りには必要なのかもしれませんが、
肝心な時には腰の引いた者が組織のトップにいるのは
まったくアカンでしょう。

筋論を通すのが役割だと本気で思っているのなら
日本は倒幕が必要なんじゃないか？

内閣不信任決議なんて通っても、
選挙にゼニと労力を使ってる場合か？
自民とか民主とか、もうそんなものはどうでもいいですよ。
マスコミの執拗な政治批判もいりません。

必要なのは、
ニッポンを元気にできるリーダーです。

株式会社ジオコス
代表取締役　伊藤秀一