2011.09.27
ジオコスノート vol.075/経団連の倫理憲章にモノ申す! | Back Number
(バックナンバー/2011.07.20発行)
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こんにちは。ジオコスの伊藤秀一です。
新聞やFacebook上でも宣言しましたが、
ジオコスの採用および就活支援は
今年3月15日、経団連が発表した
『2013年新卒採用向け倫理憲章』に
従いません!!!!!!
なぜなら、
それが無意味だと思うからです。
就職活動の長期化の懸念と、
学生の学業への影響を考慮してのこと…らしいのですが、
内容の意味がまったく掴めません。
何がって‥‥
●採用広報開始は12月、選考開始は4月にすることを明確に定義する
長期化低減になっていません。
これまでより開始時期を2ヶ月後ろにずらしただけです。
リクナビ・マイナビのオープン時期だけが変わる。
要するにそれだけのことです。
●インターンシップは選考活動と一切関係ないことを明示
●インターンシップで得た個人情報は採用選考に利用しない
そんなタテマエをどうやって通すのでしょう。
名前と顔を突きあわせてコミュニケーションを取りながら、
選考と関係ないインターンシップの実効力がどこまであるのでしょうか。
大学や大手企業、就職情報会社など、
それぞれの立場の当事者の方々にその内情をお聞きすると、
納得できないわけではありません。
しかしそれも、かつての就職協定のように
だんだん有名無実化していくこと自明的だと思います。
(倫理憲章の趣旨実現をめざす共同宣言・賛同企業一覧 ※メルマガではリンク )
だってほら(↑)、
もう守っていない社名が透けて見えてきますから。
批判を恐れず申し上げれば、
本来、インターンシップは相性マッチングをはかるのに
絶好の機会なので採用選考・就職活動に大いに利用すべきだと私は思います。
学生側も社風や環境の見極めができます。
インターンシップを就業体験だというのなら、
なぜ選考してはいけないのか。
経団連こそ一斉画一の採用選考という概念から
抜けきっていないのだと思います。
極端な話をすれば、
就活時期はまったくボーダーレスでおこなえばいいと思います。
基本は通年採用。青田買いもおおよし結構。何でもあり。
そのかわり、内定取消にはきちんと厳罰を設ける。
企業も学生も互いに長い目で
キャリアプランについて考えられる世の中を作るためには、
選考時期をなくすことが必要だと信じています。
株式会社ジオコス
代表取締役 伊藤秀一
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