2011.11.01
ジオコスノート vol.077/クソ生意気小僧VS頑固ジジイ。いつのまにか後者… | Back Number
(バックナンバー/2011.09.01発行)
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洋画「グラン・トリノ」で
ベテラン俳優クリント・イーストウッド氏が、
出演最後の作品として演じたのは、
若者のやることなすことすべてが愚行に映り腹を立てる
ガンコ老人の役でした。
そういう世代ギャップって
ジワジワ近づいているのかもしれません。
同年代の同業社長の話を聞いた時のこと。
近ごろはシゴトでストレスを感じることが増えたというのです。
その内容を聞いてみると、
気位ばかり高くてカッコをつける気取った若いヤツらが、
あまり本質的とは思えないことにこだわって
シゴトを台無ししてしまう。
しかもソイツらは自分が「デキる人間」だと信じているから厄介。
東京の企業はそういう輩が実に多い!
とのこと。
それ、とてもよくわかる。
その同業社長は、
かつて有名な広告賞を受賞したヒトなので
シゴトのクオリティについては自信をお持ちの方です。
それが無碍に潰されてしまい、
「もっとこうしてほしい」とか「ああ、そんなのもアリだと思いますよ」
なんて上から言われ、スタッフが苦労している姿は
本当にストレスが貯まるとのこと。
本当によくわかる。
しかし、これ。
自分は大丈夫なのか?と思うのです。
もしかしたら件のイーストウッドになっているんじゃないか?
世代の違うヤツらとのギャップが
もう埋められなくなってきたんじゃないのか?
空冷エンジンにこだわり続けた本田宗一郎さんになってないか?
自分がいつも正しいわけじゃなく、
ロートル化しているかもしれない自分を
チェックしなきゃいけない年齢になってきたのだな。
その上でツッパってないと、
カッコよくないもんな。
株式会社ジオコス
代表取締役 伊藤秀一
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