JYOCOS

株式会社ジオコス|採用ツール企画|名古屋(愛知)

妻にジオコス辞めろと言われてしまった。制作担当 川島寛之
3人乗りの電動ママチャリで伏見を走る「もーすけ」。痛すぎて知り合いも声がかけられない。

うちの妻は鬼嫁である。前々からそうじゃないかと思っていたが、確信したのは3年前。2人目の子どもが生まれた時だった。ジオコスのものづくりに憧れ、7年間ジオコスの仕事に取り組んできた自分にヤツはこう言い放った。

「ジオコスなんか辞めて、定時で帰れる仕事にして」

我が家は共働きである。2人目の子ども。環境は変化する。

この業界の働き方にも不満はないが、子育てに参加する余裕がないのも現実。じゃあ妻の言う通り他の仕事を探す?考えられない。同業他社に転職?業界内の労働環境はどこも変わらない。やっぱジオコスで、働き方を変えた方が早いんじゃないの?そう考えた僕は原則定時退社をマイルールとし、実行することにした。子どもに食事させ、お風呂入れ、寝かしつけるために。子育て業務は何より優先だ。いつまでもオフィスに残っていられない。妻は満足だが会社の目が心配だった。

そんな自分の変化にジオコスのメンバーは無反応。働き方に関しては誰も口を出さない。これが子育てする社員への理解だ。冷たく見えるかもしれんケド、

自由にできる環境が、実はちょっとありがたい。

「早く帰ることを言い訳にしない」。これもマイルール。納期を守る、クライアントに迷惑をかけないのはあたりまえだし、ジオコスでの業務量だって減らしたくない。妥協はしないで、子育ての時間を捻出するために変えたのはディレクション業務の精度を上げること。自分ですべてをやろうとしないで、役割を割り振り、自分は全体を見渡し、見通すことに専念する。

この、“自分でやらない”ということは思いのほか難しい。一緒に作り上げるメンバーにイチから説明するのも、修正するのも、骨が折れる。自分で残業してやってしまえば、気持ち的にラクだけど、それじゃあこれまで通りだし。

頭の中で描くイメージを正確に伝えるには?あの人ならどう受け取るのかを踏まえたうえで、伝えるための準備に力を入れる。しっかり伝えられたら、それぞれが同じゴールに向かって動き出せる。方向修正も最低限になる。あとはおのおのから出された成果をこぼさないようにまとめていく。ここまでがディレクション業務だ。

あれから3年。2つのマイルールは守り続けている。しかも定時退社を始める前より多くの案件を手がけられるようになった。ちょっぴり手応えも感じている。

年に一度の忘年会では、364日同僚に無関心なジオコスからは想像も付かない一体感を発揮する。

一方で、家庭の子育て業務も増えた。今では朝の子育て業務はほぼ全て担当している。今朝も布団とべったりの子どもを起こし、着替えさせ、朝食を準備し、食べさせながら風呂掃除と洗濯も。それからやっと2人を保育園に送り、出社してきた。それでも妻は、もっと早く帰ってこれからは夕食も作ってと言う。子育て業務も夫婦というメンバーで分担して行うハズ…じゃね?

今、我が家でもディレクション能力が試されている。

これからもジオコスで働きたい。子どもは成長し、環境は変化し、鬼嫁も進化し続けると思う。理解のある社長もいる。でもなんとかしてくれはしない。結局、自分でなんとかしていくしかないんだよなー。

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