2018.06.01
新卒採用(日経新聞)|高校生に「未来の選考パス」を発行する?!
6月になりましたね。大卒採用では、倫理憲章を守っている大手企業の選考解禁になりました。…とはいっても、5月の時点で4割の学生が内定を獲得しています。超売り手市場は年々激しさを増すばかりです。
そんななか、今日の日本経済新聞の1面にこんな記事がありました。「高校生に未来の選考パス」を渡すというのです。
就活戦線が高校生にまで広がってきた
東京都にあるユニリーバ・ジャパンが、ワークショップで「これは!」と見込んだ人材に選考過程を見込んだ高校生に選考過程の一部を免除する権利を与えるのだという。今から高校生に選考パスを渡し、やがてくる就職活動の際に門を叩いてもらうといているのです。彼らが就職活動を行うのは3年後です。パスをもらった高校生が、必ず選考を受けにきてくれるかはわかりません。入社する可能性が少しでもあれば逃したくない、企業の本気度が伝わってきますが、なぜ高校生がターゲットなのでしょうか。
2022年卒の大学生から人口減少する
2018年問題をご存知でしょうか。少子化の影響で、2018年から18歳人口が減少に転じるため、大学進学希望者を巡り、各大学間のさらなる競争激化が見込まれる問題のことです。大学生が減るということは、2022年の大学卒業生も減少することになります。
東京都にあるユニリーバ・ジャパンが、高校生へアプローチし選考パスを渡すのも、今後激化する採用活動に先手を打った行動だったのです。
2045年には7割の市区町村で
人口減少率が20%以上になる
▲(国立社会保障・人口問題研究所:日本の将来推計人口(平成29年推計) 2016年〜2065年「図1-3 年齢3区分別人口の推移-出生中位(死亡中位)推計」による。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2018年に1億6177万人の人口が、2030年には1億1925万人までに減少。2045年には7割の市町村で人口減少率が20%以上になります(2015年比)。少子高齢化は進み、私たちの生活も働き方も変化してきそうですね。
まとめ
次年度の採用を考えることはもちろん、3年後5年後の採用環境や企業のあり方をみて、未来に向けての採用計画をすることも大切だと感じました。「未来の選考パス」を行うユニリーバ・ジャパンの戦略も、企業の未来を考えた上での決断だったのだと思います。これからも新しい採用手法がどんどんでてくるはずです。企業と求職者がお互い幸せになれる出会いを、固定概念にとらわれず考えていきたいですね。
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