2018.08.30
社風がヒシヒシと伝わる事例|中小企業がみならう社風の表現
こんにちは!うめこ こと都梅(ツバイ)です。
最近、タイトルに惹かれ、こんな本を読みました。
JTの変人採用「成長を続ける人」の共通点はどこにあるのか(米田靖之/中経出版)
タイトルの中に”採用”と書かれていますが、JT(日本たばこ産業株式会社)の人事制度や採用の仕方を紹介する本ではありません。次世代の若者に向けた「人生や仕事の楽しみ方」のノウハウがつまった一冊ですが、私にとっては「企業の社風の伝え方事例集」でした。社内で働く人や風土がありありと思い浮かんできて面白い!この本を読んで見つけた、中小企業こそ見習うべき社風の伝え方のヒントをご紹介します。
社風を伝えるなら「自虐」と「例え話」がいい
本書では「変人(変な人)=他の人と違う視点で物事を捉え、行動できる人」を意味しています。異質というより、面白い存在です。JTには「変人(変な人)」を許容する文化があるそうで、でてくる社員さんのキャラクターが濃い。しかし、実は濃く見えるのは、著者・米田さんの着目点や切り取り方が上手だからと思います。
たとえば、
ボクサーを彷彿させる強靭な風貌な体育会系と
歌舞伎の女形が似合いそうな優男系が共存する会社
大失敗を繰り返しても気にしない先輩は
コントロールのきかないブルドーザー
100回打席に立つと、一本の見事な場外ホームランに放つ
とちょっと茶化した紹介をしています。
この2つの事例だけでも、企業の社風や働く人のキャラクターが見えてきませんか?
理由は簡単!自社の変人っぷりを伝えるため、読み手の創造力を掻き立てる例え話を使っているからです。「明るい会社です」「アットホームな社風です」「失敗にも寛容な社風です」という言葉よりも、企業への親近感がわきますよね。
どんな企業にも
らしさが伝わる社風がある!
社風の見つけ方
JTの社風はわかりやすいですが、「特別」ではありません。みなさんの会社にも、自社らしさのつまった日常風景があると思います。たとえば、
・お昼ごはんは、みんなだいたい一人で食べる
・パソコンにフィギアが並んでいる(時々配置が変わってる?!)
・社長のギャグは毎回スルーされている
・社員が自由に食べれるお菓子ボックスがある
などです。「静か」「一人で」「コミューションがない」というネガティブに捉えがちなワードも、それが日常ならば伝えるべきだと思います。「採用広報=企業のいいところを紹介するもの」ではありませんから。「この会社が好き」という気持ちが基盤にあるうえでの茶目っ気を感じるPRは、好感が持てると思います。意外に気にしているのは、企業側だけなのではないでしょうか。
学生の創造力を
掻き立てる採用広報のコツ
ネタはあるけど、どう伝えるといいのか?という方に、表現方法のひとつを紹介したいと思います。さきほども取り上げた
ボクサーを彷彿させる強靭な風貌な体育会系と
歌舞伎の女形が似合いそうな優男系が共存する会社
のようにギャップのあるものを並べると創造力を掻き立てられますよね。
・20代社員と恋バナができる50代の社長
・口数すくないのに、社内SNSでは饒舌
・入社1年目でプロジェクトチームリーダー
・創業200年の老舗旅館にAI導入
そんな視点で社内を見回してみてください。あなたの会社らしい日常風景や社員のキャラクターがみえてくるはずです。
あとがき
私はお笑いが大好きです。お笑い番組をみていても、日常の風景を面白おかしく切り取ったネタがうけてたりしますよね。すごいエピソードよりも「こんな人いる!」という共感が笑いをさそっていると思うのです。人の癖や話し方、立ち振る舞いを、めちゃくちゃ観察して、相手が笑ってくれるよう表現してる…このスタンスは採用広報でも大事な気がします。特に規模や制度では大手に勝てない中小企業こそ、人や社風での魅力づけが興味喚起を促す方法だと思います。
株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。
私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。
何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。
●ジオコスのサービス内容を見る
●ジオコスの制作スタンス
●制作実績を見る
●会社概要を見る
●お問い合わせ
◆writer◆
都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。
◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾・スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレット・パンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長
◆これから採用活動を行う採用担当者さまに読んでいただきたいブログ◆
新卒採用を行うメリットは?
人材採用に関する5つの原則
採用予算はどこにかけるべき?
ターゲット人材は、社内にいる誰タイプですか?
入社後のミスマッチを防ぐ採用広報は?
New Post最新記事
Categoryブログカテゴリ
User投稿者
Archive過去記事
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年3月
- 2024年1月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年6月
- 2023年4月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月