2018.09.27
最強チームを創るために必要なことは?
突然ですが、みなさんの会社は”最強チーム”ですか?馴れ合うだけの関係では成長できませんし、自我が強い社員ばかりではまとまりがありません。目標に向かって切磋琢磨できる関係性をつくるためには、どんな要素が必要なのでしょうか。ラジオ番組『就活中ing』で伊藤・神野・都梅が話した内容を抜粋してご紹介します。
▼目次
1.最強チームはなんでも言い合える「創業メンバー」
都梅:”最強メンバー”ってどんなイメージですか?
伊藤:創業期の会社はめちゃくちゃ最強だと思う!誰がどの役割とか決めなくても、お互いが補完しあいながら、目標に向かってつっぱしっていけるからね。楽しいことばかりじゃないけど、苦労が苦労に感じないというか…。
都梅:たしかに。どんなに忙しくても「パワハラだー!」とかならなさそう(笑)
伊藤:そうそう。最近◯◯ハラスメントって多すぎない?
神野:でもハラスメントって、起きて当然だと思いませんか?一人ひとり気持ちのいいこと、悪いことが違うですから。腹にためるから溜めなんですよ。自分が感じていることを「なんとかしてよ」と相手にいえたら、ハラスメントにならないわけですよね。だから知人・友人関係でハラスメントって起きないんだと思うんです。
伊藤:お互い歩み寄って、解決の糸口がみつかっていくからね。
神野:「創業チームが最強」と感じるのは、知人という平等な関係性から始まっているからなんじゃないかな。なんでも言い合えるのが前提ですし。
伊藤:じゃあ、板前さんが独立したとき、弟子が「アニキ、おれもついていきますよ」というときは?
神野:ついていく時点で絆ができてるから問題がないと思う。覚悟してついていくんだから、耐えられない苦痛はないんじゃないかなあ。
2. 家族や友達のような関係性って、会社でつくれるもの?
伊藤:友人・知人同士でハラスメントがないというのは、ヒントかもな。でも学校でイジメとかは?
都梅:イジメをする時点で、もう友達ではないですよね。
神野:でも、無自覚な行動や何気ない言葉で傷つけるのは、会社でも似てませんか?
伊藤:セクハラやパワハラの謝罪会見でも「そんなつもりじゃなく…」なんて言ってるもんね。
神野:相手が耐えられないとアウトですよ。それがチーム運営を難しくしてると思います。
伊藤:俺が若手の頃は、上司がガンガン叱られてましたよ。言われたときはストレスだけど、言葉の裏に愛を感じるから、上司についていこうと思える。愛を感じられれば、嫌な思いは帳消しになる。
都梅:ただ一方的に怒るんじゃなく、叱ってもずっと見てくれる先輩って大事。「この人は私を見捨てない」とわかった瞬間、絆が生まれる気がするんですよね。
伊藤:ほら、兄弟も親子も簡単には見捨てないじゃん。そういう状態を、会社内でもキープできないものかな?
都梅:家族は生まれからずっと同じ環境で一緒にいるけど、会社は大人になってからいきなり入るものだから状況が全く違いますよね。
伊藤:後妻が連れ子を連れてきて…みたいなテレフォン人生相談みたいな状況か?!
神野:会社だと、新しい人が入ったり、辞める人もいたり、人の流れもありますよね。最強チームであり続けるのって、大変なのかもしれない。
3.上司部下関係なく、腹を割って話せるかが大事
神野:最近Twitterで「最強チームを創る禁止事項」というツイートを見つけたんです。そこで共感したのが「違和感の無視」。
伊藤:腹にたまるからな。気づいたときに声に出せるやつは、ストレスを溜め込まないもんね。俺も昔は同僚とよく仕事のことで喧嘩したよ。散々言い合ったのに、夜には一緒に飲みに行ってる。達成したいことは一緒だけど、道が違うからだけ。話して納得すればいいわけです。
神野:でも、組織って上下関係が生まれやすいですよね。役職とかがあるから。そうすると、下から上に違和感を感じても伝えづらい。教育・育成とは別に、意見を言える平等な関係が大事な気がします。
伊藤:仕事で上司に「だめ」と言われて悔しくても、「次もっといいものつくってやる」ってなる組織が最強だよね。でも、常に思ったことをいいぱなしだったら、面倒なやつだよね。
神野:論破したり、意見を押し通そうとするのと、意見を戦わせるのは違いますからね。一見いいようにみえる和気あいあいと雰囲気って、意外に最強ではないと思うんです。そこに目的や成果があるのかって話で…。
伊藤:意見を戦わせると、和もでてくるよね。あいつのためにひと肌脱ぐか、って気持ちになる。
神野:最近Twitterで共感したのが、哲学科の学生さんのツイートで。頭のいい人、哲学を話す人ほど、前言撤回をちゃんとするらしいんです。
都梅:自分の非を認め、相手の意見を尊重するって、なかなかできないことだよね。
伊藤:だめだ。俺、前言忘却タイプだわ。
4.解散したビートルズ、現役のローリングストーンズ
伊藤:ビートルズは、空気が悪くなって解散していくんだよね。個性も才能もあって、方向性がバラバラになったんだよ。一方、ローリング・ストーンズは80歳すぎても続いているよね。
神野:チームって意味では、ローリング・ストーンズが最強?
伊藤:新しいギタリストと古くからいるギタリストは、それぞれ好き勝手に弾いてるのに、かみ合ってるるんだよね。「長年やってるのは伊達じゃねー」というのをみせてつけられてぐっとくる。ピートルズのように個性も才能もあったけど、「みんなでまとまってやろう」と同じ方向をみてるから、すごいバンドになっていったんだと思うんだよね。インタビューで「ギターのテクニックは、ロン・ウッドとキースはどっちが上手?」と聞いたらキース・リチャーズが「ふたりとも下手だけど、二人そろったら最強だ」って言ったんだよね。
神野・都梅:カッコいい!
神野:二人とも完全じゃないのに最強になれるのは、補完しあっているから?
伊藤:目を見なくても、お互いの動きがわかるんだよなあ。仕事でも、「納期遅れてるから、こうしたほうがいい」「慌ててるけど、きっと仕事がつまってるんだな」ってときに、手伝う手伝わないに関わらず「どうだい?」と声をかけられるかだよね。風邪で休む相手に「大丈夫?」じゃなく「明日までにやらなきゃいけない仕事はなに?」と聞けるかだよ。ゆっくり休むためにはそのほうがいいわけじゃん。
神野:属人的ではないけど、「おまえじゃなきゃだめ」感ってありますよね。一人ひとりのパズルがピースになってるというか。
都梅:一人ひとりが下手っぴでも、チームだから光るってこともありますしね。
伊藤:チームのノリがあって、めくばせ、こころくばせが、全部できるのが大事だよな。
5.まとめ
・家族や友人のような関係性をつくる
・いいたいことを腹にためない
・認め合う(前言撤回できる)
・目標を共有し、共感した人と切磋琢磨する
社員全員がスーパーマンにならなくても、同じ目標に向かって切磋琢磨できるメンバーが集まれば、自ずと最強チームになっていくように感じます。そのためには、腹を割って話せること、お互いを認め合うことが大切です。みなさんの会社では、どんな関係性を築いていきますか?
◆writer◆
都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。
◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾・スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレット・パンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長
◆これから採用活動を行う採用担当者さまに読んでいただきたいブログ◆
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