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2019.04.18

【就活生調査】就活を終えた名大生7人に聞いた!「就活中に企業のココが知りたかった」

こんにちは。うめこ こと都梅(ツバイ)です。
毎週水曜日21時からMID-FM 76.1で放送している、弊社のラジオ番組『就活中ing』にて、4月から社会人になる名大生7人に「就職活動中にあったらよかったら企業情報」についてホンネで語ってもらいました。

 


▼目次

1.企業PR編

2.企業データ編

3.採用担当者の姿勢編

4.まとめ


 


1.企業PR編
ホワイト企業アピールよりも、
企業の強みや入社後に覚悟すべき苦労話を聞きたい


 

一日のスケジュールをみると、ほとんどの会社が定時内で書いてあるんです。でも、毎日予定通りに仕事が進むわけじゃないですよね?「朝イチにお客様からかかってきた電話で大パニック。今日の予定が全部変わった!」みたいなことが絶対あるハズ。実際に現場で起っていることが知りたかったなと思います。

 

先輩社員の体験記をよく見ていましたが、綺麗事が多くて正直信用しづらい。ノルマがあるのか、どんなツライ経験をするのかが気になります。初めての”社会に出て働く”ので、ネガティブな情報も聞いて覚悟しておきたいです。

 

 

どの会社の採用サイトをみても、「残業がない」「働きやすい」など上っ面なことばかり。企業に教えてほしいのは、福利厚生ではなく会社の特徴や強みです。シェアや事業優位性をもっとアピールして欲しかったと思います。

 

 

採用パンフレットや採用サイトでは、「キラキラ働いてます」という写真が「こんなやりがいがあります」というエピソードが多いけれど、シンドイときのことも知りたい!毎日毎日楽しいなら、逆にその理由を聞いてみたいです。

 

 


学生たちが何度も口にしていたのは「生の情報」という言葉でした。過度なホワイト企業アピールは逆効果です。定着する人を採用したいならば、入社後に覚悟しておきべきことを共有しておきましょう。ツラい仕事でも「面白そう」と感じる学生こそが、貴社の活躍人材になります。

 


選考基準をつくるエピソード抽出とリクルーターの育成ツール

[株式会社オムニツダ様/商社/20〜30名/事例ページはこちら
海外出張先で社員が遭遇した生々しい体験談をパンフレットで具体的に伝えました。過酷な環境で、悲惨な目に遭い、ミジメさに凹み、逃げ出したくなる経験。しかし、それらを乗り越えて今の成長がある。避けては通れないこれらのドラマを”面白そう”と感じられるタフな人材こそ同社に求められる人材像でした。そこで海外出張のドタバタ劇に絞ったパンフレットを渡し「これを読んで面白そうだと思った人だけ次の選考に進んでください」とアナウンス。エントリーは少なくなりましたが、「自分もこんな経験をしてみたい」という動機の高い学生からのエントリーが増加しました。

 

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2.企業データ編
従業員数や福利厚生ももう一歩深い情報が知りたい


 

従業員数も事業部ごとに載せて欲しいです。興味のある事業部の規模感がわかれば、会社がその事業にどれだけチカラを入れているかがわかると思うんです。部署ごとの採用人数もなんとなくわかりますしね。

 

 

働く姿だけでなく、生活するイメージがほしくて、福利厚生を気にしてみていました。意外に細かく書いている企業ってなんですよね。住宅補助ってあるの?いくら貰えるの?など些細な情報も気になります。

 

 


手当は金額まで明記する、部活動も全団体をリストアップする、社員旅行は過去の行き先まで伝えるなど、会社概要や募集要項などのデータも、補足説明をすれば社風を伝えられます。

 


求職者とのコミュニケーションが生まれた、
社風がにじみ出る募集要項


[株式会社ジオコス/制作会社/10〜20名/実際のページはこちら
募集要項では、制度があることではなく「どのように利用されているか」を伝えました。自己啓発支援制度は却下されることもあるし、社員旅行には行けていない。でも、産休育休の社員が遊びに来るし、誕生日ケーキはみんなでつつきあって食べる。高待遇ではありませんが、会社の雰囲気や社員同士のコミュニケーションが垣間見れます。実際この募集要項をみた求職者からは、具体的な質問が増え、面接を通じてよりお互いの理解を深められるようになりました。

 

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3.採用担当者の姿勢編
人事担当者の会社に対する個人的な想いを知りたい


 

採用担当者の方の、仕事に対する熱量を聞きたい。会社が公に出している情報とは別に、1人ひとりが抱いている仕事への想いってあると思うんです。採用サイトや説明会のときに、「私はこんな想いがあるから働いているんだ」と伝えて欲しい。

 


会社全体のことを優先してしまいがちですが、社員1人ひとりの想いや姿勢こそ学生の心を動かします。「社員1人ひとりの想いが強い集団」ということが伝われば、それは会社の強みになります。

 


2泊3日の就活合宿。
社員1人ひとりが学生たちに熱意を伝えファンにさせた。

[P.D.R.株式会社/商社/20〜30名/事業ページはこちら
「商品企画を学べる2泊3日の就活合宿」と題し広報することで、企業規模や知名度ではなく「仕事内容に興味を持つ学生を集めました。合宿では、同社の事業や仕事内容を題材したグループワークを企画。参加学生には同社社員になりきってもらい、商品企画を体感できるような内容に。参加学生と密にコミュニケーションをとり、社員1人ひとりの仕事に対する真摯な姿勢や熱を伝えました。最終日には、会社のファンになり、参加学生全員が採用選考に進むことを希望しました。

 

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4.まとめ


働き方改革の影響もあり、大手企業を中心に充実した福利厚生や待遇をアピールするようになりました。就活生の関心を惹きやすく、初期接触では有効なネタです。しかし、選考が進むにつれ、待遇面だけでは自分が働くイメージがわかず、選考・内定辞退に繋がる可能性が高くなっていきます。会社選びをするうえでの安心材料にはなりますが、入社の決め手にはならないのです。。 今回ラジオに参加してくれた学生たちも、働く姿がイメージできる情報を欲していました。興味がある企業ほど、他社と比べるための”事実”が必要だったんだと思います。採用活動を設計する際は、選考が進むうちに企業理解が深められるような情報発信を心がけてください。

 

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株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。
私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。

何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。

 

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◆writer◆

都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。

 

◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレットパンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長

 

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