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2020.03.06

新型コロナウイルスでこれからの採用活動どうする?2021年卒の学生と人事・採用の動きまとめ

 

こんにちは。うめこ こと都梅(ツバイ)です。

新型コロナウイルスの影響で、学内企業説明会や大手ナビの合同企業説明会の中止が発表されましたね。リクナビ・マイナビがイベント中止を決めてから一週間。政府から採用活動に関するお達しはなく、人事のみなさんは「合説がなくなったら母集団どうすれば?」「自社説明会はやっていいの?」と放り投げられた課題を手にアタフタ。直接会う場を避け、動画やWEBを中心とした活動にシフトする企業も増えました。

一方の学生はというと、合説がなくなり企業探しのアテはなくなったわけですが、就職活動は粛々と行っているようです。私の感覚ですが「焦っている子」「落ち着いている子」と二極化しているような気がします。

「就活解禁日なんて関係ない!」と言ってきた私ですが、こうもヌルっと3月1日が過ぎてしまうと、それはそれで寂しいものですね。電車でもリクルートスーツをきた学生を見かけなくなりました。

先が見えない不安と相次ぐ急な変更で、すでに頭が痛い状態ですが、2021年卒採用を乗り越えるために今できることはなんでしょうか。現状と今後の打ち手について考えてみました。

 

 


▼目次

1.2021年卒の学生の気持ちと動き

 1-1. 就活生が感じている不安

 1-2. 初動が早い学生が増

2.人事・採用担当の動き

 2-1. ネックは母集団形成

 2-2. 自社説明会の実施状況

3.企業が今できること

 3-1.幅広くPRする

 3-2.直接アプローチをする

 3-3.つなぎとめる

 3-4.機会ロスを防ぐ

4.まとめ


 


1.2021年卒の学生の気持ちと動き


1-1. 就活生が感じている不安

2月25日「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が発表されてから、私が参加しているグループチャットが動き出しました。就活生・転職者・人事が就職について意見交換をするグループなのですが、そこで就活生が、同じ就活生やオトナたちに不安や疑問を投稿し始めたんです。

 

「合説がなくなった中で中小の見つけ方ってありますか?」
「大手ナビは大企業ばかりでモチベーションがあがりません」
「もっと地元の企業が載ったナビはないの?」
「大手ナビ以外で企業を探せるところ知りませんか?」

 

など、二大巨塔の他に企業を見つける方法がないのか質問をしている学生が多くいました。それに対し「カンブリア宮殿にでてた企業がいい」「四季報がいいよ」「●●の国内投資先とかは?」「21年卒の子だけ集めたLINEグループをつくろう」などオトナたちが一生懸命アドバイスをしてあげてるんです。人生の先輩たちの温かさになんだか胸が熱くなりました。

 

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1-2. 初動が早い学生が増

しかし、不安に感じている学生ばかりでもなさそうです。21年卒の子たちは初動が早かった!

マイナビが調査した「2021年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査 集計結果報告」では、2月にマイナビ2021の登録者にアンケートを行ったところ、インターンシップへの応募・参加割合は9割。平均応募者数・平均参加者数も増加傾向にあるというのです。「就活をいつはじめましたか?」という問いにも5割近くの学生が夏休みから動き始めていると答えていました。

 

アンケート対象が「2月時点でマイナビに登録している子」なので、数字が高くなるのは当然ですが…。私の実感値としても、夏休み頃から年末にかけて動く子が去年よりも多いようには感じていました。そのため合説がなくなったとしても

「エントリーしたい業界はすでに絞り込んでいるから、焦ってはいない」
「インターンシップへいって目星は付けています」

という子も少なくありません。現に2月時点で内々定を保有している学生は7.0%。昨年の同時期のデータがマイナビでないため比べにくいですが、リクルートの就職みらい研究所が調査している「就職プロセス調査2020年(2019年7月1日時点内定状況)」によると、2月1日時点で5.8%となっています。
新型コロナウイルスの影響で、すでに企業と接点を持っている学生が有利に。合説イベントの中止をきっかけに、学生の間でも「早期から動くが吉」という風潮が22年卒からは広まりそうな気がします。

 

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2.人事・採用担当の動き


「3月上旬から合同企業説明会にでて学生と会うぞ!」とはりきっていた企業にとっては大誤算。広報解禁まで1週間を切った段階で、急な採用活動の変更が余儀なくされました。政府はライブやイベントの自粛は呼びかけたものの、採用活動については触れず。

 

「自社説明会はやらないべき…だよね」
「でもここで自粛したら出遅れる…」

 

という、葛藤のもと採用活動実施は各企業に委ねられました。一層「就活採用活動は4月1日から仕切り直しで!」と安部首相がいってくれたら、決断は楽になりそうですが…。

実際新型コロナウイルスの影響は、どう企業の採用活動に響いているのでしょうか?

 

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2-1. ネックは母集団形成

合同企業説明会を予定していた企業にとっては、母集団形成で頭を抱える事態になりました。企業規模や知名度ではなく、ブースの雰囲気や声掛けで学生との接点をもてるチャンスでしたから。ナビサイトを駆使しどうエントリーを増やすのか、どう自社説明会への参加率をあげるのか、がキーになってきます。

 

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2-2. 自社説明会の実施状況

今年の大手ナビサイトのリクナビ・マイナビの掲載数、説明会実施数を調べてみました。(2020年3月6日時点)

実際各社ページを開いてみると、説明会実施の一覧に出てくる企業でも「3月15日まで自粛致します」と3月後半の実施を予定している企業もいますが、

 

・少人数限定で開催
・LIVE配信を行う
・説明会を録画した動画を配信

 

という大きく3パターンの開催がありました。

WEBセミナーに力をいれていたマイナビは、もともとWEBでの開催を予定していた企業もあるからか開催数が多いですね。

弊社のクライアントをみてみると、5割ほどが自社説明会を実施していると思います。大規模な説明会を予定していた大手企業は自粛せざる負えない雰囲気ですが、中小企業では10名ほどの小規模であれば、マスクの着用や消毒液の利用などの呼びかけを徹底し、リアルな場を設定する場合も多いようです。実際、3月1日以降「自社説明会の動画を撮りたい」というお問い合わせもあり、弊社セミナールームで撮影も行いました。選考でもWEB面接を導入する企業も増えそうな予感がします。

実際に学生に会わなくても採用活動自体はできます。ただターゲット学生に訴求できるのかはまた別です。社員同士の距離や社内の空気感、波長、相性…言語化しにくい魅力は、仕事内容を説明しているだけでは伝わらないもの。振り向いてほしい学生に対してのアプローチができるか、WEBや動画を通じてどこまで企業の魅力や強みが伝えられるかが、より大事になってきます。

 

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3.リアルな接点が持ちづらいからこそ企業が今できること


学生とリアル接触の場が難しいなか、今できることをまとめてみました。

 

3-1.幅広くPRする

●大手ナビ以外への登録

メジャー媒体以外にも、学生と出会う方法があります。様々なチャネルに登録し発見性を高めましょう。

求人NAVI

ヤング・ジョブ・あいち

愛知県のWEBサイトには、愛知県、愛知労働局、県内市町村等の就職支援サイトの情報が載っています。一度ご覧ください。

▼愛知県、愛知労働局、県内市町村等の就職支援サイト情報
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shugyo/0000081373.html

 

 

3-2.直接アプローチをする

●スカウトメディアに登録する

企業が興味を持った学生にオファーする仕組みです。ナビサイトでもエントリーを待つよりも、企業側が積極的にアプローチできます。

Offer Box

キミスカ

Future Finder

iroots

JOBRASS

 

●マッチングイベントに参加する

企業と学生をつなげるイベント。合同企業説明会よりは小規模で、座談会形式やOB・OG訪問形式だったりとかたちは様々です。

ミーツカンパニー

JOBRASS

逆求人

Matcher

 

 

3-3.つなぎとめる

●心のこもった資料送付
エントリーしてくれた学生に、手書きメッセージを添えた採用パンフレットや社内報などを送付してみてはどうでしょうか。Wordで制作した定例文の送付状よりも、「体調大丈夫ですか?会えるのを楽しみにしています」と手書きメッセージを添えるだけで、企業の印象は大きく変わるはずです。資料を送る際も、鮮やかな色の封筒で送るとより印象に残りやすくなります。

 

●LINE@で自由に質問できる環境を
ナビサイトや企業サイトに人事の連絡先が載っていたとしても、電話やメールでは質問しにくいもの。「わざわざ連絡するまでではないが、気になること」もたくさんあるハズです。たとえばLINE@を使い、気軽に質問できる場をつくるのはどうでしょうか。こまめなやりとりで、企業の信頼度をあげることができます。

 

 

3-4.機会ロスを防ぐ

●動画説明会

自社説明会の様子を撮影し、動画サイトにアップするのはどうでしょうか。ナビサイトや自社サイトにURLを貼れば、時間や場所を気にせず自社説明会に参加することができます。

 

●オンライン面接

オンライン面接や動画面接のツールはたくさんあります。録画できる、チャット機能がある、管理システムがある…など機能は様々です。

Hire Vue

HALUTAKA

インタビューメーカー

ジョブレコ

 

 

 

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4.まとめ


2021年卒の現状や採用ツールなどをご紹介させていただきました。

新型コロナウイルスのおかげで、テレワークなど企業の働き方改革が促進しつつあります。就活・採用活動のありかたも見直されてくるでしょう。確かに、WEBで行う自社説明会や面接は効率的です。地方の学生にとっては遠征費も削減でき、物理的にも金銭的にも気軽にいろんな企業を受けることができます。しかし、WEB”だけ”になると、入社後のミスマッチが増えるなあ…と思うわけです。

マッチングアプリでも、アプリ上のやりとりでは雰囲気がよかったのに、実際に食事にいったら「全然違うじゃん」「話のリズムがあわない」ことも多々あるんですよね…。

以前弊社のラジオ番組『就活中ing』に出演した就活生は、「何がいいのかを言葉にするのは難しいけど、企業に訪問すると自分にしっくりくるかどうかがわかる」という話をしていました。実際に訪問し、その企業の空気を感じなければわからない魅力があります。だからリアルの場はなくなってほしくない。もしくは、企業の空気を上手に伝える手段や方法があればいいのに…と思っています。

2021年卒は波乱の幕開けとなりました。今後の同行についても随時アップしていこうと思います。

 

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株式会社ジオコスは「人の心を動かす情報発信」という理念のもと、採用ツールを中心としたクライアントの広報支援を行ってきました。私たちが目指すのは、目に眩しいクリエイティブさでも、レトリックの冴え渡る表現力でもありません。不器用でも、かっこ悪くても、一生懸命がんばって生きている人に視点を注ぎ、理解し、それを正しく伝える。かっこつけるより、理念、情熱、尊敬をキーワードに共感しあえる。それが私たちのシゴトの価値だと信じています。
何気ないアタリマエの日常の奥にこそ、誰にもマネできない唯一無二の強みが潜んでいます。私たちジオコスは、組織のキャラがにじみ出るストーリーを探り当て、魅力に変え、WEB、印刷物、動画を制作します。

 

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◆writer◆

都梅まき(ツバイマキ)
2009年入社。新卒で入社し、制作ディレクター、営業を経て、事業推進部へ。
企業理解を深めるために、お客様が出店するスーパーマーケットをプライベートで全店舗まわったり、半日体験入社したり、入社する人が住むであろう本社や勤務地の生活環境を散歩したり…ストーカーのように調べる変わり者。今の楽しみは、週1回ペースで遠方のお客様と世間話をすること。社内でのあだ名は「うめこ」。

 

◆過去担当案件一例◆
岡山本社の総合建築会社・和田組さまブース装飾スライド
京都本社の葬儀社・花駒さま採用リーフレット
愛知県豊橋本社のスーパーマーケット・デライトさま採用リーフレットパンフレット
愛知県東海市本社の鉄鋼商社・三和実業さま採用パンフレット
愛知県小牧市の特殊鋼商社・名古屋特殊鋼さま会社案内パンフレット
愛知県岡崎市の試験評価・エフティテクノさまコーポレートサイト
高校生進路応援冊子『@18』編集長

 

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