2018.04.11
豊田市+ジオコス|公民連携のキッカケ
ワシらは豊田市の中山間地域にある耕作放棄地(担い手がいなくなり荒れた田畑)を企業に有効活用してもらう事業をおこなっている。
「アンタなんでそんなことを始めたの?」と、聞かれることがある。知人の経営者、就活の大学生、元同僚、親類縁者など‥‥とても多い。
…ので、ここにその物語を書こう。
2010年。豊田市役所農政課の取り組み、若者の就農支援『中山間地域じおこし隊』というプロジェクトがあった。実はネーミングの『じおこし隊』は弊社名『ジオコス』からのインスパイア系でもあって、ワシらが就農希望者の公募活動をお手伝いした。その時、市役所の担当者だったN氏は非常に志が高くいい人だった。しかしまだこの時、今の事業に結びつくことなど考えてもいなかった。
2011年。東日本大震災以降、ワシは岩手県の気仙エリア(陸前高田・大船渡・住田)に通うようになった。それがライフワークになり、東北を人たちと親交を深め、ほぼ毎月通った。祭りを手伝ったり、消防団の屯所で呑み明かしたり、復興屋台村で呑んだり、呑んだり呑んだり。
「アンタ復興支援をちゃんとしてんの?」と、聞かれるようになった。知人の経営者、就活の大学生、同僚、親類縁者など‥‥とても多い。
…ので、いろんな人を連れていった。
知人の経営者、顧客企業、知人税理士の顧問先、そこに行った人々はみんな大いに学び、つながりを持った。
悪どいワシはそこで思った。
「この機会(東北とのつながり)をコーディネートして喜ぶ組織があるんだったら商売にならんもんだろうか?」と。
みんなの関心が高いんだし、復興支援にもなるし、それによってウチも収益が上がれば持続可能だ…と企んだ。
岩手県住田町で、事業のアイデアを思い浮かべながら歩いていたその時だ‥‥。不思議な発見をした。(↑)この岩手県住田町の風景って‥‥。
(↑)地元の愛知県の香嵐渓とソックリじゃん‥‥。
岩手でやろうとしていることって、地元でもできるんじゃね?と思ったワシは2010年の就農支援で繋がった豊田市役所のN氏に相談した。
「都市の企業と過疎の村をつなぐ支援をしたい」…と。
そしたらN氏から興味深い話が聞けた。曰く「企画政策課に
という部署があって、センター長がなかなかのやり手なので、その人を紹介してやるから相談してみたらどうだ?」と。
2014年。センター長に会ってさっそく意気投合。小さな取り組みから徐々にはじめてみるうちに、企業ファーム構想を聞かされた。
この事業を私たちも育てていく決心をした。未来の地方のために、企業の活性化やCSRのために、職業観養成のために、いいことばかりのはずだと思い、
という事業名称をつくり、事業化に取り組んでいる。その実績を積み重ねてきた事例をこちらに紹介している。
念ずれば花開く、だな。‥‥あ、まだ花は開いてないかな。
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