考えてみたら、
ワシの担当顧客はほぼ何もない。
企画書や原稿も書かない。
　　
そういう状態になってから
何年ぐらい経つのかもうわかんない。
なのでワシ自身がアポをとったり、
ワシあてに顧客から直接連絡が入ることは
かなり減っている。
アポが埋まるのは経営者仲間での
夜の経営者会議ばかり。
　
というワシに今週来週、
直接オファーが立て続けにあって忙しい。
自治体とか政治家とか大学教授とか、
「ちょっと打ち合わせがしたい」
と思いつきで連絡してくる。
急に言われているのに、
うまい具合に自分のスケジュールが
空いているっていうのも
なんかちょっと悔しい。
　
いや‥‥、
それがめんどくさいわけじゃない。
ありがたい光栄なことなので
シッポを振って出かける。
　
すぐに大儲けできる話なんて
ほとんどないけれど、
それでも社会的影響度が高ければ動く。
　
そこで話していると、
いろんなヒントが湧き出てくるし、
実際にそんなヒョンな話から
ビジネスにつながっていく。
だから、どんな場合も
だいたい楽しめる。
　
でもそういう体質が
社内全体にあるのかもしれんな。
儲けより社会的影響度ばかりで
安請け合いしていることが
いっぱいあるような気がしてきた。
効率も悪い。
急成長できるマーケットもない。
　
大儲けできなくてもいいから
ちゃんと役に立つ。
それを望んでいる仲間がジオコスなのかもな。
不器用すぎじゃね？
かっこつけてる余裕もないぐらい不器用。
利益がジャンスカ出る企業で
ウハウハ言いたいヤツには向いてないのか？
　
いや、ワシ。ウハウハ言ってみたいけど…。
「伊藤秀一はカネでダメになったよね」
と一回言われてみたい。
　
なんて、うだつの上がらないことを
言ってないで！さあ！稼ぐために、
父ちゃんはがんばるぜ！