2019.03.01
むせ返るオヤジ三人レンタカーの哀愁
春間近の雨の午後だった。もう若者とは言えなくなった野郎スタッフ、アオキ&モースケを伴って午後イチの同行に出かけることになっていた。
野郎3人で仲良くランチ‥‥なんてことは通常ではめったに有り得ない。仲が悪いわけじゃないけれど、野郎同士で連なって昼メシを食う文化は今のジオコスにはない。ワシの昼メシに(たま〜〜〜〜に)付き合ってくれるのは女性スタッフばかりだ。けれど、午後イチの同行予定のおかげで、この日は珍しく野郎が揃って昼メシを食うことになった。伏見にオープンしたばかりのラーメンチェーン店へ出かけ、サラリーマンだらけの客の景色と我々は同化していった。
本題はメシの話ではない。その後に出発したTimesレンタカーの車内に乗り込んですぐの出来事について述べたい。
雨でジメジメした車内に異様な空気が漂っていた。ラーメン半チャーハンセットの香りと、一服を終えたモースケと、全員のモワッとした人いきれのような、満員電車のオッサン臭のような、なんとも女性たちがキライな匂いなのは間違いない。
私「なあ、なんかこの車内、オッサン臭くねーか」
ア「あ‥‥はい‥‥なんか、感じます」
モ「うん、くさいっすよね」
私「オレか?もしかしてオレか?」
全「・・・・・・・・・・・・・・・・」
私「え?オレ?ハッキリ言ってくれよ、オレ?」
モ「ラーメン屋の匂いを持ち込んだんじゃないっすか?」
ア「ラーメンとは違うっちゃ違うような‥‥」
私「オレか?本当にオレなのか?」
ア「いや‥‥わかりませ‥‥ん」
私「オレか?でも三人とももうオッサンだぜ!」
全「・・・・・・・・・・・・・・・・」
私「モースケのタバコのせいだろ!オマエだろ」
モ「もう辞めましょうよ、この犯人探しはムダに辛いっす」
ア「(心の中で)僕じゃ‥‥ありません」
オッサンたちは、その後しばらく会話に盛り上がることなく、打ち合わせのための企業に向かった。もちろんそれでオッサンが漂わせる残り香が消えたわけではない。
虚しい。。。。。
たしか十年前に訪問した時には、若い女性社員と軽やかな足取りで円頓寺商店街を歩いて出かけたよなあ。それははるか遠い日の花火だ。
そう思うと、水曜日のラジオオンエア後に語る若者たちとの集いはめちゃくちゃ貴重な時間なのではないか?
オヤジ臭漂う雨空のクルマの中で、日々の幸せについて深く感じ入るのであった。
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