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2024.10.10

SEOの先が肝心!採用成功ひとつの事例

SEO対策が万全でも採用できない。
求人情報においても、顧客ファン作りにおいても、SEOが非常に大事なのは言うまでもありませんが、検索上位にヒットするだけじゃなく、さらにそこから『選んでいただく』っていう行動がないと結局成果は得られません。だから最も重要なのは、検索で見つけられて、そっから先にちゃんと心を動かす共感できる情報が入ってるかっていうのが重要です。

ピンポイント化は加速する。
そこで本当にアクションを起こさせる情報っていうのは、十把一絡げにいきません。人それぞれ、刺さる情報が全然違うわけです。Aさんが最高にステキだと言っても、Bさんには全然響かないなんてことはザラです。つまり情報発信は、より一層One to Oneへ。つまりターゲットだけを一直線に口説ける情報になっていかなきゃいけないわけです。

Valueはヒューミント情報。
その情報をどんなふうに発信していくかというと、それはもう人が接近戦で語る事例の話が一番なのです。ヒューミント(human intelligence)とは、人間同士のコミュニケーションによる情報収集や諜報。サイバーインテリジェンス、スパイ諜報活動、広報、ロビー活動などさまざまなシーンで生身の情報が活きるのです。シギント(signal intelligence:信号情報収集)は直接対話がなくても機械的情報は正確で判断しやすい。採用でいえば募集要項ですね。記号データであるシギントから得られる情報は限定的です。
オシント(Open-Source Intelligence:公開情報収集分析)によって情報の信頼性を高めていく過程。ネットの口コミ、メリデメ比較、情報検索を繰り返すわけです。でも人のジャッジは人同士が重要です。

ヒューミントはポジティブで。
ターゲットユーザーがアクションを起こそうと判断をするのは、事例で語られる具体的なエピソードです。ヒューミントが大事なのです。私たちのクライアント様の事例でいつも話すテッパンネタなんですが、下水処理施設のエンジニアリング企業があります。そこの女性社長がある日、こんなことをおっしゃっていたのです。「私たちの職場は下水処理施設なのでとても臭いです。誰もがこれまでの人生で嗅いだことのある“臭い”という状況を100倍超える臭さです」と笑ってお話されていました。でもこれは決してデメリットじゃないんです。この話を実におもしろそ〜〜〜〜に語っていらっしゃる社長の存在こそが情報なのです。

ネガティブを楽しむ情報発信。
臭い未処理水を説明会会場に持ち込んで「臭いでしょう!そんな職場があなたを待ち受けてますよ」と説明をして…。さらにこれまで起きた様々なドタバタ劇、とんでもないエピソードを続々とすごく楽しそうに語っている。普通だったら隠したくなることを平気な顔で喋っちゃうからこそ、逆になんか楽しそうだなって思うわけです。で、この会社、なんと毎年複数名のリケジョの採用に成功しているんです。「他の会社は良いことばっかりアピールするけど、この会社だけが正直に語ってくれた」と、ファン化しているのです。臭いモノの蓋は全開に、が正解なんです。

気骨の価値を可視化する。
もうひとつ大事なことは『気骨の価値を可視化する』ということです。気骨の価値???そしてそれを可視化する????
気骨っていろいろあると思うんです。「この品質のために素材はこういうモノを使っている」とか「精度を追究するためにこんな設備投資をした」とか「@&%も導入している最先端技術力に自信を持ってます」「この開発を進めるために何度も試作をしてチャレンジした」とか。そういうこだわりのことを普通は言うと思うんです。でもそれをもう一歩深いところに踏み込んでもっと粒度の細かい具体的な話をすることが大事です。気骨の価値を可視化できる「気骨の種」がその中に潜んでいるのです。

気骨の価値はファン化する。
気骨の価値を表すエピソードで何を語っているかっていうと、自分たちが介在する理由なんですね。なんでそのこだわりを持っているのか。どこまでこだわり抜くことなのか。そのために没頭しているんだ、と理由が見えてくるのです。ひとつひとつの事例をつぶさに見ていくと、人と人の関係性が見えてくる。楽しんで。支え合い。達成に向かい。泥水をすすり。気の利いた一言を掛け合い。歓び。改善し。どんなシーンで誰のためにやったのか。その時かわされたコミュニケーションの中身が何だったのかということを知って共感するのです。

自慢話はつまらない。
ドラマのストーリーは感動します。それが登場人物の魅力に繋がっている。メリットがありそうに宣伝していることや、自慢げにアピールされていることは羨ましい。でもそれはメリットを享受するために集まった人であって仲間ではない。本当の仲間は、はうまくいかなかったことだったり、恥をかいたこと、失敗しちゃったこと、叱られたこと、クレームになったこと、上司と部下が意見を戦わせたこと、うまくいかなかったこと。そんな話の中にその組織らしい風土が見えてくる。そこに共感して集まるのが、本当の仲間です。

共感させる話を発見する。
共感させられるエピソードを自分で『これだな』って気づくことはなかなか難しいのです。異性を口説く時に『この逸話で共感させます』って自分で見えている人ってあまりいません。でも実は気骨の価値っていうのは、ちゃんと可視化できるし、魅力化できます。
思い出していただきたいのは、池井戸潤氏の企業小説。下町ロケットも半沢直樹も、あの物語には感動があります。ひとつひとつの逆境の苦労を乗り越え、実を結んでいくそのプロセスを細かく描かれているから、あの結末に共感するのです。それを見つけましょう。

伊藤秀一『いい会社はどこにある? いい人材はどこにいる?』

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