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2019.10.23

[20年卒の日大生が語るリアル就活]イマドキ就活生の説明会編(就活生調査・大卒・採用)

こんにちは!日本大学4年のクマオです。 10月も中旬となり、すっかり栗きんとんが食べたくなる季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ちなみにいま在学している東京の大学で友人と「栗きんとん」の話をすると、もれなく話がかみ合わなくなります。あの巾着型の「栗きんとん」って、東海地方にしかないんですってね…(涙)。

 

そんな季節(?)にお届けする2回目のテーマは「説明会」。
人事、採用の方々は夏のインターンを終え、早期選考や冬のインターンシップ、あるいは来春に向けていろいろと内容を考えていらっしゃる時期なのではないかと思います。就活生にとっても、説明会や冬の1dayインターンは行きたい、受けたい企業と対面する最初の機会。

今回はシーズンを先取りして、僕が説明会で感じたこと、遭遇した出来事についてお話していきたいと思います!

 


▼目次

1.説明会の選び方と就活解禁直後のスケジュール

2.就活生は見た!「ガッカリ説明会」「グッとくる説明会」

  2-1.「かっこいい制作物作っています!」なのに…「ガッカリ!」

  2-2.「社長、それはセクハラです!」で「ガッカリ!」

  2-3.学生の不安に先回りできる人事に「グッと来た!」

  2-4.「なぜこの仕事があるか」を熱く語る社長に「グッと来た!」

3.まとめ


 

 


1.説明会の選び方と就活解禁直後のスケジュール


まずは説明会シーズンの僕のスケジュールをご紹介。20年度の就活解禁翌週(2019年3月第2週)のスケジュールはこんな感じでした!

こんなスケジュールが3月上旬から3週間ほど続き、そのまま選考の時期に突入します。怒涛の説明会、面接ラッシュと移動に次ぐ移動を経て、少しだけ外回りをする営業さんのキモチが分かった気がします…。

 

僕がエントリーした企業の数は20社強。どこにエントリーするかは2月の時点で、すでに決めていたので、エントリーが始まる3月1日には各社にエントリーをして、説明会の参加日程を組み立て始めました。これだけ予定がギュウギュウですから、日時がかぶってしまい、泣く泣く訪問をあきらめた説明会もいくつかありました。僕の場合は、東京と名古屋を往復しながらの就活だったので、移動の時間と折り合いがつかないことも多くて…

複数の会社の説明会がかぶってしまったとき、どこに行くかを選ばなければなりません。
人によって選び方はあるかもしれませんが、僕は

 

《説明会に優先していく企業》
①他の日程が設定されていない(設定が少ない)企業
②より志望度が高い企業

 

の2つを基準にして、これに当てはまる企業の説明会に優先して行くようにしていました。

特に①は、もちろん話を直に聞ける機会が少ないということもありますが、それ以上に、説明会が少なくても学生のエントリーが集まる企業(≒志望者が多いor優秀な学生が集まっていて狭き門)なのだと考えて、優先的に予定に入れました。

反対に、企業規模の割に説明会の回数が多い会社は「定着率や内定受諾率が悪いのかも?」「大量採用、大量退職でブラックな働き方なのかも?」と穿った見方もしてしまったり…。また「選考直結」を謳う説明会を開催する企業も「選考に進むべきか、学生がじっくり考える前に囲い込みたいのかな…」と考えてちょっと引き気味に。早く選考を終わらせたい学生にはいいのかもしれませんが、僕はじっくり考えながら就活を進めたかったので、あまり参加しませんでした。

 

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2.就活生は見た!「ガッカリ説明会」「グッとくる説明会」


説明会はエントリーシートの提出や面接に向けて情報収集をするだけでなく、それらに向けたモチベーションを高める場でもあります。ここからは僕が見た、説明会を通じて「モチベーションが下がった会社」「モチベーションが上がった会社」の実例をご紹介します。

 

 


2-1.「かっこいい制作物作っています!」なのに…「ガッカリ!」


とある広告系企業さん。クリエイティブ(制作)部門のデザイン力が強みで、国内外のコンテストで様々な賞を取っていることを売りにしています。その説明会場に入ると、スクリーンにはこのスライド(イメージ)が↓

このデザインのスライド、大学の講義やグループワークの発表で使っている学生がけっこういますね。パワーポイントの標準デザインです。ほとばしるテンプレート感。あふれでるいやな予感。
そして始まった説明会。人事担当さんは開口1番こう言いました。

 

「わが社は、優れた広告を世に出すクリエイティブとデザイン力が強みです!」

 

…分かっています。
クリエイティブの部門と人事の部門が別だってことは…でも、その自慢のデザイン力を、なぜ説明会には割けなかったの~~!?他にも「僕はもともと営業で、数々のコンペを戦ってきました!」と言っていた社員さんの説明が棒読み、なんて企業も。それでどうやってコンペのプレゼンを乗り越えたのだろう…。
言っていることとやっていることが違う説明会、ちょっとがっかりです。

 

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2-2.「社長、それはセクハラです!」で「ガッカリ!」


こちらも、とある広告関係の企業さん。代々創業家が経営を担っており、「アットホームな雰囲気」が強みだそうです。説明会の目玉は、その創業家出身の社長の講演。その社長さん、前置きで空気を明るく…と気を利かせたのでしょう。司会役の社員さんを指しながら出てきた言葉は

 

「彼女は中途採用でね~。なかなか美人でしょう?でも、女だてらに仕事はできるんだよ!まーそれより、早く彼氏つくったほうがいいと思うけど…」

 

社長さん、なかなかインパクトある発言を(おそらく悪気なく)連続投下。男の僕でもかなりドン引きでしたから、女性の方々の引き具合は想像に難くありません。説明会ですらアウトな発言…入社したら、いったいどんな扱いをされるのかと不安に。「アットホーム」の意味、はき違えていませんか??

 

実際に学生のなかでは就活が終わったあとまで「あの会社、なんかハラスメント多そうだよね…」「やっぱりワンマンっぽいね…」と話題になっていました。説明会で受けた会社への悪印象は、就活が終わっても根強く残ってしまうから要注意です。

 

 

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2-3. 学生の不安に先回りできる人事に「グッと来た!」


就活生にとって説明会は、選考へ進む前に疑問や不安を解決する最後のチャンス。でも、「選考に影響しないかな」「心証を悪くしないかな」と思うと、質問もどうしても遠慮がちになってしまいます。

 

あるインフラ関係の企業さん。県内有数の人気企業で、説明会の会場はいつも満員です。
その会社の人事の方が、会社の説明もそこそこに話し始めたのは

 

「自分たちがどこをみて選考し、どんな人の入社を望んでいるか」
「どういう目的を持ってESを作っているか」
「有給はこのくらいとれる。自分はこういうときに使った」
「この部署はこういう時期に忙しくなる。残業はこのくらいある」

 

といった働き方(休み方)についてでした。そして何より、その語り口に熱がある!…というと抽象的な表現に聞こえてしまうのかもしれないのですが、自分の働き方を本当に楽しそうに、明るく話していたのが印象的でした。

 

学生としては、休みや選考基準のような仕事の内容以外の質問をすると「後ろ向きに捉えられるのではないか」「選考のマイナス評価につながるのでは?」と不安になってしまいます。そういった、学生からは聞きにくい、あるいは企業にとってはマイナスになるかもしれない内容、例えば休み方や忙しさも隠さず話してもらえると嬉しいですし、学生自身も「自分が不安に思っていることを隠さなくていいかも?」と思えるのです。

また選考基準(求める人材像)では「コミュニケーション能力が~」「明るさが~」といった抽象的なものではなく、「どういうシチュエーションで、どういう能力を発揮できること」と言ったように、働き方と絡めて、より具体的に挙げていただくことができるとイメージしやすいです。ロールモデルとなるような社員さんに、積極的に説明の場に出てきていただくのもいいかもしれませんね。

 

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2-4 「なぜこの仕事があるか」を熱く語る社長に「グッと来た!」


セクハラ寸前(ギリギリアウト?)な発言で就活生をガッカリさせる社長さんがいれば、説明を通じて就活生のキモチを高めてくれる社長さんもいます。

災害対策などのリスクコンサルティングを生業としているその会社は、少数の社員でニッチな分野を専門としながら、業界では名の知られた存在。毎週開催されている説明会には経営陣がかならずひとりは参加しているそうで、僕が行ったときは社長自ら会社説明をしてくださいました。「どういう人材をもとめているか」から始まった説明は

 

「自分はなぜこの会社を創業したか、その原体験は何か」
「toB企業である自社の事業が、学生(≒一般消費者)の生活にどう影響しているか」
「自社のいまの課題は何か、その解決のためにどういう目的を持って採用活動に取り組んでいるか」

 

などの内容で、たっぷり2時間続きました。

説明のなかでも引き込まれたのは、やはり社長自身のエピソードトーク
「企業のリスク管理をコンサルティングして危機を防ぐ立場のはず自分が、ろくな食事も取れないほどお金がなくて一番の危機だった」というほどの創業期のエピソードや「絶対にこれから必要になる分野に取り組んでいる自負があるから、積極的に若い人を採用している。ただ、社員数がのびすぎてオフィスの引っ越しペースが追いつかないのが悩みで…」という言いまわしには、思わず笑ってしまいました。

 

この説明でグッと来たポイントは「出来事をストーリー化して語られている」という点だったと分析します。特に普段の生活との接点がないtoBの企業などは、会社のアウトラインを事務的になぞってもイメージはわきませんし、それ以上にその仕事の「意義、意味、おもしろさ」が想像しづらいものです。だからこそ、会社や製品の背景にあるストーリーやエピソード、ときには失敗談のような「思い」や「心の動き」が盛り込まれていることで、その仕事のおもしろさや必要性を感じることができるように思います。

 

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3.まとめ


学生にとっては、説明会や面接で見たもの、会った人がすべて。盛り上がりのないプレゼンテーション、事務的な受付対応、怖い顔をしたベテラン社員、ハラスメント発言…そんな一瞬の出来事が、会社全体のイメージとして固定化されてしまうこともあります。ただし、過剰な演出やホワイト企業アピールは逆効果。むしろ良いところも悪いところも、きちんと説明してもらうことが関心や意欲につながります。

また、単に製品や会社の概要を無機質に、データ的に見せるのではなく、「なぜその会社が創業されたのか」「なぜこの製品が生み出されたのか」といった、そこに至るストーリーや背景が見えると、学生の共感、そして選考への参加にもつながるのではないでしょうか。

 

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◆Writer◆

1997年生まれ。
名古屋の高校を卒業後、東京の日本大学の文系学部に進学し、
防災やサイバーセキュリティなどを研究。
2021年4月名古屋の某広告代理店に入社予定。

大学2年

2018年2~4月

19卒向けナビサイトに登録する
19卒向けの合同説明会に参加

大学3年

 

 

 

 

6~7月

20卒向け大手ナビサイトに登録する
夏季インターンの情報収集、選考参加

8~9月

夏季インターン参加(2社)
逆求人型サイトに登録する

10~11月

冬季インターンの情報収集、選考参加
本選考の情報収集をはじめる
早期選考のエントリー、選考開始

12~2月

冬季インターンに参加(3社)
エントリー予定企業のリストアップを始める

3月

自社説明会参加
ES提出開始

大学4年

4~6月

面接

6月下旬~7月上旬

内々定

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