表紙から中面、一度見たら忘れられない社長ページへと段階的に印象づけていく採用リーフレット
表紙から中面、一度見たら忘れられない社長ページへと段階的に印象づけていく採用リーフレット
株式会社東立テクノクラシー様(名古屋市)
企業規模:50~100名
制作内容:リーフレット B5 4P
●採用課題
汚染土壌処理業を展開する同社。汚染土壌処理に親近感がない、社名から技術系の会社っぽい…といった理由から、営業職希望の学生がなかなか集まらないという課題を抱えていました。同社には就活居酒屋で配るチラシを過去に納品しており、会社説明会への参加へと繋げています。少しずつ高まっている学生の関心をさらに引き上げるために、今回は説明会で配布していただくパンフレットを提案しました。「チラシ→説明会→パンフ→選考に進む」といった一連の流れを形成し、応募者数の増加を狙います。
●ターゲット
・就活居酒屋でチラシを見て興味が湧いた
・説明会に参加し、業界についての理解はできている。
・人と話すことは苦手ではない…という「なんとなく」な理由から営業志望。
●ジオコスからの提案
POINT1 この空気感いいな、と共感してもらう
説明会で業界への理解はある程度あると想定し、パンフレットでは社風を伝える内容に絞りました。コンセプトは「温土(おんど)」。仕事に対するアツい気持ち=「温度」と、汚染土壌処理の「土」をかけています。同社には営業方法に細かいマニュアルはなく、自分流の営業スタイルでお客様との信頼関係を築いていくという風土があります。仕事でアツくなる瞬間や失敗を乗り越えたプロセスを取り上げ、自分らしさに自信を持って活躍できる居心地の良さを表現しました。
POINT2 目を引く中面デザイン
シンプルな表紙と対照的な、インパクトのある中面デザイン。全面土の背景に、真ん中には大きな温度計をデザインしています。撮影時にはインタビュー内容に沿った表情を提案しました。思わずクスッと笑えてくる写真とイラストで、親しみやすい社員の方の雰囲気を伝えます。一人ひとりの個性がより際立つよう、フキダシ内のイラストも細かくディレクションしました。
POINT3 「社風のクセ」は隠すより魅せる
取材を通し、社風の一つに「社長のキャラクターの濃さ」があると感じました。そこで社長との相性を学生の判断基準に設定。しゃべりすぎて止まらない…という社長のキャラクターを全面に押し出す「見切れる」デザインを提案しました。(※実際のパンフは左の吹き出しの一番下の行が見切れるようになっています)。「ご挨拶」要素は一切無くし、よく社員に話されるという生き方・考え方にまつわる話を、まるで社長が目の前で話しているような勢いある口調で表現しています。中面の社員の話で少しずつ共感を重ね、最後のページで心を掴まれた学生にこそ入社してほしいという狙いです。